FUJI PRESS
メニュー
富士市×AI活用

富士市の会社やお店で、AIは何に使える?まず考えたい7つの活用例

公開日: 更新日: 著者: 渡邉 泰弘

関連テーマ: AI活用、店舗DX、Instagram集客、Googleビジネスプロフィール

この記事の要点

富士市の会社やお店が始めやすいAI活用を、問い合わせ対応・文章作成・SNS・Googleビジネスプロフィール・資料作成・社内情報整理・タスク管理の7つに整理。飲食店、美容室、小売店などの想定例と、最初に試す手順を紹介します。

「AIが便利なのは分かるけれど、うちの仕事で何に使えるのか分からない」。ChatGPTで何度か質問してみたものの、日々の仕事には結びついていない。そんな富士市の事業者の方もいるのではないでしょうか。

飲食店なら営業後の投稿作成、美容室なら施術の合間の問い合わせ、小売店なら商品説明の書き直し。接客や現場仕事の前後には、小さくても後回しにしにくい作業があります。

要点

結論:AIを導入する前に、毎日の「考える・書く・探す」を見直す

富士市の会社やお店でAIを活用するなら、問い合わせの返信案、案内文、SNS投稿、Googleビジネスプロフィールの運用補助、資料作成、社内情報整理、タスク整理が候補になります。最初は一つの仕事を選び、AIに下準備を任せ、人が内容を確認する使い方から始めると取り組みやすくなります。

FUJI PRESSが大切にしているのは、「AIを導入すること」ではなく、「今の仕事のどこを楽にできるか」から考えることです。高機能なシステムを先に選ぶ必要はありません。

この記事の店舗・業務の例は、使い方を具体的に伝えるための想定例です。導入済みの顧客事例や、時間短縮・売上増加の実績を示すものではありません。

1.問い合わせ対応:同じ説明を毎回書き直さない

飲食店の駐車場案内や、美容室の予約前の質問に使う

「駐車場はありますか」「子ども連れでも大丈夫ですか」「初回はどのメニューを選べばよいですか」。問い合わせ自体は大切でも、毎回ゼロから返信を書くのは負担になります。

まずは、営業時間、駐車場、予約方法、キャンセル条件など、確認済みの情報を一枚にまとめます。AIには、その情報だけを使って返信案を作ってもらいます。

依頼の例

「以下の店舗情報だけを使い、駐車場についての問い合わせに返信案を作ってください。丁寧で短い文章にしてください。書かれていない情報は補わず、確認が必要な点として分けてください。」

富士市内の飲食店なら、駐車場の有無だけでなく、入口や利用できる区画を案内できると実用的です。ただし、AIに地図を見せれば正しい区画まで分かるとは限りません。元になる店舗情報は人が確認します。

予約確定や個別の配慮は、人が判断する

AIの返信案は、空席の確認や予約の確定とは別です。アレルギー対応、料金の特例、クレームなど、間違えると影響が大きい内容は担当者が判断します。最初から自動返信するより、返信案を確認して送る形がおすすめです。

2.文章作成:営業案内やお知らせを読みやすくする

決まっている事実を渡し、伝わる文章に整える

臨時休業、料金改定、営業時間の変更などは、必要な情報が決まっていても、文章にまとめるところで手が止まりがちです。

例えば小売店が営業時間を変更するなら、「変更日」「新しい時間」「定休日」「問い合わせ先」を箇条書きで用意します。AIには店頭掲示用とウェブ掲載用の文案を作ってもらいます。

依頼の例

「次の確定情報から、営業時間変更のお知らせを作ってください。変更日と新しい営業時間が最初に分かる構成にしてください。変更理由は書いていないので創作しないでください。」

人が確認するのは、日付、曜日、料金、連絡先などです。AIは不足した理由や、実際には行わないサービスを付け足すことがあるため、「自然な文章か」だけでなく「事実が増えていないか」を見ます。

3.SNS投稿:写真と短いメモから下書きを作る

飲食店の料理紹介、美容室の施術紹介、小売店の商品説明に

写真は撮ってあるのに、投稿文を書く時間が取れない。そんなときは、写真に加えて、商品名や特徴を短くメモします。

飲食店なら「料理名」「税込価格」「提供期間」「セット内容」。美容室なら「施術の特徴」「対象となる悩み」「予約時の注意点」。小売店なら「素材」「サイズ」「使い方」などです。

例えば、料理について「さばの塩焼き定食、ご飯・味噌汁・小鉢付き、昼のみ提供」と事実を渡せば、食事内容が伝わる文案を作れます。AIが勝手に「地元産」「数量限定」「一番人気」などを加えていないか確認しましょう。

店の言葉を残し、写真から分からないことを補わない

毎回きれいに整いすぎた文章より、「今日はこの小鉢を合わせました」といった現場の一言が、その店らしさになります。AIに任せるのは文章の整理であり、店の経験を創作させることではありません。

写真にお客様が写る場合は掲載への同意を確認します。美容室の施術写真も、顔や髪の状態などが個人に結びつく場合があるため、取り扱いを決めておきましょう。

4.Googleビジネスプロフィール:投稿と口コミ返信を補助する

Googleマップで来店を検討する人に、必要な情報を伝える

富士駅周辺で食事先を探す人と、車で郊外の店舗に向かう人では、必要な情報が異なります。駅からの入口案内、駐車場、営業時間、予約方法などを、実際の利用場面に合わせて整理することが大切です。

AIには、確認済みのメニュー情報から投稿案を作らせたり、口コミへの返信案を作らせたりできます。ただし、文章を作る機能と、Google側に投稿する機能は別です。外部サービスとの連携がなければ、自動で反映されるわけではありません。

口コミそのものは作らせない

店舗がAIを使ってお客様を装う口コミを作ることは避けてください。返信も、投稿された内容と確認済みの事実に沿って作り、個人情報や憶測を含めないようにします。

投稿数を増やすだけで検索順位が上がるとは限りません。営業時間やメニューの正確さを先に整えることが重要です。

5.資料作成:メモから説明の骨組みを作る

地域のサービス業の提案書や、店内のスタッフ向け資料に

例えば清掃や修理などのサービス業では、現地で確認した内容を、見積もり前の説明資料にまとめる作業があります。AIには「依頼内容」「現場で確認した事実」「追加確認が必要な点」を分けてもらえます。

飲食店なら新人向けの開店準備マニュアル、美容室なら電話受付の手順書などにも応用できます。まとまった文章を書く前に、必要な項目の抜けを探してもらう使い方が便利です。

料金計算、契約条件、法令への適合は、AIの文章だけで確定しません。特に見積書では、文章作成と金額の計算を分け、正しい料金表や計算式で確認します。

6.社内情報整理:「あの説明はどこにある?」を減らす

Notionなどに、繰り返し使う情報を集める

手順が紙、メッセージ、個人のメモに分かれていると、必要な情報を探すだけで手間がかかります。AIを使う前に、よく聞かれる質問と回答、担当者、更新日をまとめるだけでも改善につながります。

例えば店舗スタッフが「持ち帰り注文の受付方法は?」と聞いたとき、承認済みの手順書から該当箇所を探し、短く案内する仕組みを考えられます。Notionなどを情報の置き場所にし、必要に応じて検索機能やAIを組み合わせます。

AIが社内のすべての資料を自動的に読めるわけではありません。接続設定と閲覧権限が必要です。答えと一緒に参照した資料を示し、資料にない内容は「確認が必要」とする設計が安心です。

7.タスク・予定管理:やることを整理する

閉店後のメモを、翌日の準備につなげる

「予約の折り返し連絡」「メニュー写真の撮り直し」「備品の補充」。頭の中にある仕事を短いメモで残し、AIに分類してもらいます。

依頼の例

「以下のメモを、今日対応すること、期限を確認すること、後で検討することに整理してください。書かれていない担当者や期限は決めず、未定としてください。」

予定を整理することと、カレンダーへ登録することは別です。自動登録する仕組みを使う場合も、日時、担当者、所要時間を人が確認し、既存の予約や予定との重複を避けます。

最初に試す仕事は、どう選べばよい?

「繰り返す・元情報がある・確認できる」で選ぶ

最初の候補は、繰り返し発生し、参考になる情報があり、正しいか自分で判断できる仕事です。例えば「週の営業案内を作る」「よくある質問への返信案を作る」などが考えられます。

逆に、情報が足りない問い合わせへの断定的な回答や、金額の大きな取引判断は、最初に任せる仕事には向いていません。

一つの仕事で、下書きと手直しを試す

  1. 最近作った案内文や、個人情報を除いた問い合わせ例を用意する。
  2. AIに渡してよい情報だけを選び、下書きを作る。
  3. 事実の誤り、書き足された内容、店らしくない表現を直す。
  4. 繰り返す修正点を、次の依頼文に加える。
  5. 作成から確認まで含めて、本当に負担が減ったか振り返る。

AIの出力が速くても、直す手間が多ければ改善とは言えません。現場の仕事として続けられるかを基準にします。

顧客情報を入れる前に確認したいこと

顧客の氏名、連絡先、予約内容、従業員情報などは、必要もなく入力しないようにします。利用サービスや契約によって、データの保存、学習利用、管理者の設定は異なります。「有料だから何を入れてもよい」とは考えず、社内ルールとサービスの条件を確認してください。

最初の練習では、架空の問い合わせや匿名化したメモを使うと進めやすくなります。削除できる情報は削除し、必要最小限だけを扱います。

よくある質問

Q. AIに詳しくなくても使えますか?

はい。最初は、普段スタッフに説明するように、目的と材料を伝えるところから始められます。ただし、出てきた答えを確認する人は必要です。

Q. 小さなお店でも意味がありますか?

同じ説明や文章作成を繰り返しているなら、検討する意味があります。店の規模よりも、繰り返す仕事があるか、確認の負担を含めて改善できるかが判断のポイントです。

Q. 無料のAIから始めてもよいですか?

公開済みの情報や架空の例で試す方法はあります。顧客情報や社内情報を扱う前には、利用条件、データの扱い、必要な管理機能を確認してください。

Q. 何に使うか決まっていなくても相談できますか?

はい。「閉店後に事務作業が残る」「毎回同じ説明をしている」といった困りごとから整理できます。最初からシステムの仕様を決めておく必要はありません。

まとめ:AIの機能より、現場の小さな負担から考える

FUJI PRESSは、富士市の会社やお店がAIを仕事にどう活かせるか相談できる、地域の技術パートナーを目指しています。飲食店経営の現場経験と、Web・AI開発の視点を合わせ、何を残し、何を楽にするかを一緒に考えます。

「何にAIを使えるか分からない」という段階でも大丈夫です。今のお仕事やお困りごとを聞きながら、一緒に整理できます。

AI活用について相談してみる

関連記事と公式情報