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富士市×AI導入事例

富士市の店舗向けAI集客マネージャー|Instagram・Googleマップの情報から次の施策を考える仕組み

公開日: 更新日: 著者: 渡邉 泰弘

関連テーマ: AI活用、Instagram集客、Googleビジネスプロフィール、店舗DX

この記事の要点

InstagramやGoogleビジネスプロフィールの情報を整理し、店主が次の施策を選ぶAI集客マネージャーを解説。平日夜の予約を目指す飲食店と季節商品を告知する雑貨店の例を通じ、公式APIの利用条件、確認・承認、実行後の測定まで紹介します。

店舗のWeb集客では、Instagram、Googleマップ、口コミ、Webサイト、LINEなど、見る場所が増え続けています。数字や投稿履歴はあるのに、「結局、次に何をすればいいのか」が分からなくなることも少なくありません。

要点

そこで開発しているのが、AI集客マネージャーです。

解決したかった困りごと

店舗運営では、投稿を続けること自体が目的になりやすくなります。

Instagramを更新した。Googleビジネスプロフィールにも投稿した。口コミにも返信した。しかし、それぞれがバラバラに管理されていると、成果を見て次の一手へつなげにくくなります。

そこで、各チャネルの情報を集め、AIが「現在どうなっているか」「次に何を確認・改善するか」を整理する司令塔を作ることにしました。

具体的にどう動くか

AI集客マネージャーでは、Notionなどを情報の基盤として、店舗ごとの目標、施策、実行履歴、集客情報をまとめます。

基本的な流れは次のとおりです。

  1. Instagram、Googleビジネスプロフィール、Webサイトなどの情報を集める
  2. 店舗ごとの目標や過去の施策と合わせて整理する
  3. AIが変化や課題候補を分析する
  4. 「次に何をするか」を施策候補として提案する
  5. 人が内容を確認・承認する
  6. 実行後の結果を記録し、次の改善につなげる

ここで大切にしているのは、AIにすべて任せることではありません。

AIが分析と提案を行い、最終判断は人が行うという設計です。

使用している技術

さらに、Canvaなどの制作ツールや投稿システムとの接続も含め、将来的に「分析→提案→制作→投稿→振り返り」が一つの流れになることを想定しています。

なぜNotionを情報基盤にしているのか

AIに何でも考えさせるのではなく、店舗ごとの方針、過去の施策、決定事項を残しておくことが重要です。

Notionを正本となる情報基盤として使うことで、「前回何をやったか」「何を承認したか」「どの施策を試したか」を後から確認しやすくなります。

AIの回答だけが残るのではなく、人の判断と実行履歴まで残すことを重視しています。

実際に楽になったこと

複数サービスを個別に確認しながら「今週は何を改善するか」をゼロから考える負担を減らせるようになります。

また、AIが施策候補を文章化することで、頭の中にある感覚を整理しやすくなります。

ただし、現時点で「売上が何%増えた」「作業時間が何時間減った」といった数値効果を実績として公表できる段階ではありません。現在は、実店舗の運用を前提に、情報収集・提案・承認・振り返りの流れを構築しながら検証しています。

AIは何を見て提案するのか

たとえばInstagramなら、投稿内容やインサイト情報。Googleマップなら、投稿、口コミ、店舗情報などが判断材料になります。

そこに「新規客を増やしたい」「平日の来店を増やしたい」など店舗側の目標を合わせることで、単なる一般論ではなく、その店舗の状況に沿った提案へ近づけます。

数字が不足している場合は、AIが断定するのではなく、「まずこの数字を確認する」という提案をさせることも重要です。

富士市の店舗での活用イメージ

飲食店、美容室、整体院、小売店など、地域商圏でInstagramとGoogleマップの両方を使っている店舗に向いています。

特に、小規模店舗では専任のマーケティング担当者を置くことが難しいため、AIが補助担当者として情報整理を行うという使い方が現実的です。

具体例:平日夜の予約を増やしたい飲食店

富士市内の架空の飲食店が「平日夜の予約を増やしたい」と考えた例です。AI集客マネージャーは、直近一か月のInstagram投稿テーマ、Googleマップの店舗情報、予約ページへの導線、店側が記録した曜日別の予約件数を並べます。

AIは、投稿に料理写真はあるものの予約方法の説明が少ないこと、Googleマップと公式ページで営業時間の表記が異なることを確認候補として示します。ただし、「営業時間の不一致が予約減少の原因」とは断定しません。店主が実画面と正本情報を照合し、古い表記を修正したうえで、平日向けコースの案内を一件だけ試します。

投稿文には、確認済みのコース内容、税込価格、予約期限、人数条件、予約が確定するタイミングを記載します。AIが空席や人気を推測して付け足さないよう、未確認項目は本文とは別に出します。公開後はリーチだけでなく、プロフィールからの移動、予約開始、予約確定、電話での問い合わせを分けて記録します。

具体例2:小売店の季節商品を、Instagramから来店情報までつなぐ

富士市内の架空の雑貨店が、秋の贈り物を探す人に商品を知ってもらいたい場面です。店主は「季節商品を見てもらい、来店前の問い合わせにつなげる」と目標を絞り、商品名、税込価格、色、販売開始日、確認済みの在庫、取り置きの可否を正本情報として登録します。AIはInstagramの投稿履歴と、利用できる範囲のGoogleビジネスプロフィールの投稿・反応データを整理し、「写真は見られているが、営業時間や問い合わせ方法への導線が弱い」といった改善候補を示します。

店主は実際のプロフィール画面と営業時間を確認し、まず一つの投稿に地図・問い合わせ方法への案内を加えます。価格や残数が変わったら、公開予約を止めて文面を直す担当者も決めます。投稿の閲覧数だけで売上への効果を断定せず、プロフィール遷移、電話・メッセージの問い合わせ、店頭での質問を別々に記録します。GoogleとMetaのAPIで取得・実行できる機能は、アカウント種別、権限、対象エンドポイント等で異なるため、導入前に公式仕様を確認します。Meta Instagram Content Publishing Google Business Profile APIs

この例は、AIに販促を丸投げするのではなく、散らばった事実を店主が次の小さな実験へ変える流れを示しています。

提案を実行へ進める承認ルール

AIの提案は「そのまま実行」「修正して実行」「保留」「却下」の四つに分けます。採用時は、根拠に使った期間、確認した画面、変更する項目、公開担当者を残します。料金変更、広告出稿、顧客への一斉連絡など影響が大きい操作は、別の担当者による確認を追加します。

一度に複数の施策を変えると、何が影響したか分かりません。最初の30日間は、予約案内の表現やリンク位置など一項目に絞り、比較条件をそろえます。成果が出ない場合も、投稿数を急に増やすのではなく、情報の正確さと導線を再確認します。

30日後に見る数字

確認するのは、提案数ではなく、実行までに要した時間、AIの提案を修正した割合、情報の不一致を発見した件数、予約ページへの移動、予約確定、問い合わせです。取得できない数値はゼロとせず「未取得」と記録します。

AI集客マネージャーの役割は、売上を自動で保証することではありません。分散した情報を同じ場所で比較し、店主が次の一手を選びやすくし、実行後の記録を次回へ残すことです。

まとめ

AI集客マネージャーは、投稿を自動化するだけのシステムではありません。

店舗の情報を集め、現状を整理し、次の一手を考えるためのAI補助役です。

FUJI PRESSでは、AIを「答えを出す道具」ではなく、経営者や担当者が判断しやすくなるための仕組みとして設計しています。

運用上の確認

媒体ごとに取得日、対象期間、指標の定義、欠損、担当者を記録します。AIの提案には参照データと理由を付け、実行前承認と実行後の結果を同じ台帳に残します。

よくある質問

Q. AIが投稿内容を自動で決めますか?

候補は作れますが、事実、在庫、営業時間、表現、権利を担当者が確認してから公開します。

Q. 複数媒体の数字をそのまま比較できますか?

指標の定義や対象期間が異なるため、期間と分母をそろえ、取得できない値も明記します。

Q. 売上との関係まで分かりますか?

来店や購入との対応データが必要です。閲覧数だけで売上への効果を断定しません。

Q. 小さな店舗でも始められますか?

一つの目標と二つ程度の媒体から始め、週次で提案と実行結果を確認できます。

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