思いついたときにLINEを送っていると、同じ週に販促が重なり、本当に伝えたい営業時間変更や予約案内が埋もれます。そこで役立つのが、1か月分の配信を先に並べる「LINE配信カレンダー」です。
要点
- 配信回数より、目的、対象、除外条件、停止条件を先に決めます。
- 予約済み客や直前に同内容を受け取った人を除外し、重複配信を防ぎます。
- 配信結果は開封だけでなく、解除、苦情、予約、来店との関係で見ます。
先に結論:配信日より「目的・対象・停止条件」を決める
配信カレンダーに最低限入れる項目は、次の6つです。
プロラインフリーでは、属性タグを使って配信対象を「含む」「除外する」で絞り込めます。複数タグはAND・OR条件で組み合わせられるため、全員へ毎回送るのではなく、内容に関心がある人へ分けて届ける設計が可能です。[1]
具体例1:富士駅周辺のランチ店
以下は運用方法を示すための想定例です。特定店舗の実績や売上効果を示すものではありません。
店舗の状況
- 平日は会社員のランチ利用が中心
- 土日は家族客が増える
- 月替わりメニューと臨時休業をLINEで案内したい
- 店主とスタッフが別々に配信を作り、同じ週に2通送ることがある
1か月の配信カレンダー
プロラインフリーでの運用
- 来店時のアンケートや登録導線で「平日ランチ」「週末利用」のタグを分ける
- 第1週と第3週の案内は「平日ランチ」タグだけに配信する
- 前日に店長が価格、提供期間、リンク先を確認する
- 売り切れ時は予約配信を停止し、必要なら訂正を送る
この例では、販促を月2回に抑え、営業日の案内を別目的の連絡として管理します。「毎週送る」ではなく、「受け取る理由があるときだけ送る」設計です。
具体例2:富士市郊外の居酒屋
店舗の状況
- 車で来店するグループ客が多い
- 忘年会・歓送迎会の問い合わせを増やしたい
- 予約済みのお客様にも空席案内を送り、混乱が起きることがある
- 駐車場、送迎、予約締切の案内が担当者によって異なる
1か月の配信カレンダー
プロラインフリーでの運用
- 「宴会関心あり」「予約済み」「配信不要」のタグを用意する
- 空席案内は「宴会関心あり」を含み、「予約済み」「配信不要」を除外する
- 予約者向け連絡は販促と分け、日時・人数・駐車場・送迎条件だけを簡潔に送る
- 予約台帳を正本とし、LINE上の情報と食い違った場合は台帳を確認して修正する
プロラインフリーの予約機能では、カレンダーまたはカード形式で予約受付、履歴確認、管理、リマインド通知ができ、メニューごとに予約枠の長さも設定できます。[2] ただし、予約台帳やPOSと二重管理する場合は、どちらを正本にするかを先に決めてください。
2つの例から分かる「送りすぎ防止」のルール
1. 販促と業務連絡を分ける
新メニューや空席案内は販促、予約確認や臨時休業は業務連絡です。同じカレンダー上で色分けすると、販促が連続する状態を発見できます。
2. 予約済みの人を販促対象から外す
予約済みのお客様へ同じ空席案内を送ると、予約が取れていないように見えることがあります。「予約済み」タグを除外条件に入れ、配信前に対象人数を確認します。
3. 変更されやすい情報には停止条件を付ける
価格、在庫、営業日、空席、天候は変わります。「誰が、いつ、何を確認し、どの条件で止めるか」を配信ごとに記録します。
4. スマートフォンで最後までテストする
公式マニュアルでも、正確な動作確認にはスマートフォン版LINEアプリの利用が案内されています。[1] 店主・スタッフ・家族など少人数のテスト用アカウントで、受信、リンク、予約、戻る操作、期限切れ表示まで確認します。
配信前チェックリスト
今回の配信目的を一文で説明できる
対象タグと除外タグを確認した
予約済みのお客様へ不要な販促が届かない
価格、日時、営業時間、予約条件が正本情報と一致する
リンク先をスマートフォンで確認した
売り切れ・満席・臨時休業時の停止担当者が決まっている
個人情報の取得目的、閲覧者、保存期間を決めた
効果測定は売上だけで判断しない
毎月、次の数字を同じ期間・同じ分母で記録します。
- 配信本数
- 配信対象人数
- リンクの反応数
- 予約開始数と予約確定数
- 実来店数
- ブロック数
- 訂正回数
- 配信準備にかかった時間
LINE公式アカウントの飲食店事例では、メッセージ配信、予約導線、ショップカード、チャットなどを組み合わせた活用が紹介されています。[3] ただし、他店の成果をそのまま自店の見込み値にはせず、まず1か月、小さい対象で試してください。
最初の1か月で行うこと
- 1週目:現在の配信と問い合わせを記録する
- 2週目:配信カレンダーとタグを作り、テスト配信する
- 3週目:対象を限定して1通だけ本番配信する
- 4週目:反応、ブロック、訂正、作業時間を振り返る
続ける基準は「反応が多い」だけではありません。誤案内が減った、予約確認が短くなった、スタッフが停止方法を理解した、といった現場の変化も評価します。
まとめ
LINEの送りすぎを防ぐには、配信回数を機械的に減らすのではなく、月間カレンダーで目的、対象、除外対象、承認者、停止条件を管理します。
富士駅周辺のランチ店なら利用目的別のタグ配信、郊外の居酒屋なら予約済みのお客様の除外が実践しやすい方法です。プロラインフリーを設定する前に、まず紙やNotionで1か月分を並べ、小さな対象でテストしてください。
プロラインフリーの機能を使ったLINE運用を検討している方は、FUJI PRESSの案内ページもご確認ください。
Q. 週何回までなら送ってもよいですか?
Q. 緊急連絡も通常の配信予定に含めますか?
参考情報は2026年9月26日に確認しました。機能・料金・仕様は変更される可能性があるため、導入時にはプロラインフリー公式オンラインマニュアルとLINEヤフー for Businessの最新情報をご確認ください。
渡邉 泰弘|FUJI PRESS代表。富士市で飲食店経営に携わり、Webマーケティング、MEO・Instagram運用、AI・SaaS開発に取り組んでいます。
運用上の確認
月間カレンダーには配信日、対象、担当、元情報、承認期限、停止条件を記録します。営業時間や売り切れなど変更される情報は送信直前にも確認し、緊急連絡は販促カレンダーと分けます。
よくある質問
Q. 週何回までなら送ってよいですか?
一律の回数ではなく、内容の必要性、対象者、直近配信、解除率を見て店舗ごとに調整します。
Q. 全員へ同じ内容を送りますか?
利用目的や希望テーマに合わせて対象を分け、予約済み客など不要な人を除外します。
Q. 営業変更も販促配信へ入れますか?
重要な業務連絡は販促と分け、対象者と送信時刻を確認して届けます。
Q. 効果は開封率だけで判断しますか?
予約、来店、解除、苦情、配信コストも合わせて確認します。